コンクリート技術のなかった時代にも土蔵という防火壁を擁した倉庫が・・・

今でも古い農家や商家には土蔵のある家が・・・

倉庫というものは本当に昔からあったもので、土蔵や倉などと呼ばれてきたものがそうしたものであるわけです。倉というのは、文字通りに倉庫の元になった呼び方ですし、土蔵というのはその名の通りに、土で固めて作られた蔵というものですが、今でも古い農家や商家などには、昔から倉庫として受け継がれてきた土蔵を擁している家があったりします。この土で固めた蔵である土蔵というのは、火事になっても貯蔵してある物が燃えてしまわないように、土で固めた防火壁を持つ倉庫、として設けられたものだったわけです。

火に強い土壁による防火壁を設けていた土蔵というもの

この土蔵という土壁による防火壁を擁した倉庫が、近代になると鉄筋コンクリート造りの倉庫へと姿を変えたわけです。まだコンクリートという技術のなかった時代にも、火に強い土で壁を設けることで防火壁にしてしまう、という知恵を昔の人たちはちゃんと身に付けていたのですね。この土壁というものは、倉庫である土蔵だけではなく、住居である家屋にも用いられていたわけですが、土蔵の場合には防火というものを特に重視して、燃えやすい木材は剥き出しにしない構造にする、といった工夫が施されているわけです。

土蔵は大商人のシンボルともなっていた!

近代となる以前のまだ国内で戦乱が続いていた時代、商人は戦火からその商品を守るために、土蔵という防火壁を擁した倉庫を構えていたわけです。中でも豪商と呼ばれていた商人は、いくつもの土蔵からなる蔵を構えていて、その勢いを世間に示していました。このために、土蔵というものが大商人のシンボルともなっていたわけで、百姓一揆が起こった際には、この土蔵を構えた大商人が真っ先に打ち壊しの対象になる、ということにもなっていたわけですね。

現在の物流はリードタイムが非常に短くミスを最小限にするような機械化などが着実に進んでいます。当日注文で当日配達も地域によっては行われています。